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SDI Japanは米国Statistical Design Institute LLC.の日本法人です。

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Statistical Design Institute LLC.

製品ソリューションSOLUTION

SDI Toolsには、多くの機能が搭載されています。そのため、どの機能を組み合わせて、どの順番で
適用すれば良いかよく分からないという質問がありました。結論は、ひとつに決められるものでは
ありませんでした。最適なソリューションは、お客様の利用目的によって変化するものです。
以下は、SDI Toolsを有効利用するための目的別の利用形態の例です。参考にして頂ければと思います。
青色のテーマ(ハイパーリンク)をクリックするとソリューションのプレビューを見ることができます。

標準的な製品構想設計のプロセスに適用するケース

標準的な製品構想設計のプロセスとは、1. 製品コンセプトの明確化、 2. 製品機能のブレークダウン、3. 機能の選択評価、4. 機能許容値の統計評価 の4つのフェーズから構成されます。SDI Toolsが提供するものは、漏れのない完全な設計仕様を創りだすための論理的なプロセスです。結果として、顧客が望んだ機能はもとより、顧客はまだ気付いていないが将来望むであろう機能をも取り込んだ、より魅力的な製品の創造を実現します。

製品構想設計のプロセス

単品の機能部品の設計プロセスに適用するケース

単品機能部品とは、その部品の品質の良否が製品の主要な機能をコントロールしてしまうような部品のことです。単品機能部品は、キー部品と呼ばれ、製品価値を決定付ける部品となります。また、単品機能部品は主として製品の精度を保ち、製品を安定的に機能させるために重要な役割を担います。こういった部品は製品設計と生産技術、製造の密接な協同作業によってのみ作り出されるものです。ここでは、単品機能部品の設計プロセスにSDI Toolsを使うメリットが示されます。


単品機能部品設計のプロセス

環境調和型設計のプロセスに適用するケース

顧客や市場が求める環境要件を取り込んだエコデザインに適応させることは、日本企業が海外で勝ち抜くためのビジネス・イニシアチブとなっています。なぜなら、日本製品は価格では海外製品に勝つことは難しいからです。一方で、いまだ環境技術や省エネでは負けることはないからです。近年の環境規制法は輸出産業へのインパクトが大きく、有害化学物質の製品ライフサイクルを通じての管理を求めるだけではなく、製品設計そのもののあり方まで変革を求めるものとなりました。SDI Toolsはこういった要求にも対応するものです。

環境調和型設計のプロセス

モジュラーデザインのプロセスに適用するケース

製品の仕様構成をモジュラー化できれば、非常に大きなコスト削減ができることが分かっています。まず、製造設備や用具の種類を劇的に減らすことができます。次に、プラットフォームと呼ばれる製品のレイアウト構成を体系化や標準化することによって、レイアウトに起因する部品の多様化を抑制して、部品の管理工数を削減することができます。一方で、製品を構成する共通部品の比率を上げ、製品のコストを下げることができます。モジュラーデザインのワークシートを作り上げる時に、SDI Toolsを使うことによって、個々の設計要件を分析し、評価し、最も妥当で適正な設計値をワークシートに置いていくことができます。

モジュラーデザインのプロセス

中国など海外での部品調達に適用するケース

近年、生産技術部門や製造部門の海外シフトが進み、部品を海外の現地サプライヤから調達することが増えてきました。一方で、現在の日本製品の優位性は価格ではなく、品質にあると言われています。そのため、いかに品質の良い部品を現地調達できるかが課題となりました。日本国内や日系の系列企業からの調達であれば、製造における品質の作り込みや仕様値の現物すり合わせによって、高い部品品質を得て、製品の国際競争力を維持することができました。しかし、中国などの海外では、調達部品の品質の確保が極めて困難であり、製品の競争力を落とす結果となっています。SDI Toolsを使うことで、従来の検査シートにのみ頼った納品検査から、海外調達を開発購買の仕組みに進化させることができるようになります

海外部品調達のプロセス

論理的な公差設計に適用するケース

製品の個々の機能に対する許容値を決めることが、構想設計の核心であり、市場での成功を左右するものとなります。そして、求められる機能要件に基づいて、製品を構成する部品の公差は、決められなくてはなりません。公差を決めることは、製造プロセスを決めることになります。その結果、製造原価が算出されます。また、想定不良率や製品歩留りを計算することによって、公差設計は事業計画そのものにも関わってくるのです。ここでは、SDI Toolsを使って論理的にメカニカル部品の公差を決めていく方法を紹介しています。

論理的な公差設計の事例

電気回路の公差設計に適用するケース

電気回路には非常に多くの電子コンポーネントや受動部品が使用されます。それらの組み合わせによって、機能は実現されますが、一方でそれらの持つ公差によって機能は制限されます。現実的には、機能だけではなく、コストも重要な設計要件となっています。使用目的による耐久性や物理的サイズ、あるいは量産時の設計の堅牢性も最適化を行うべき対象となります。複数の条件を全て満たす設計要件を探索することを多目的最適化といい、SDI Toolsではそのような最適化シミュレーションを行うことができます。ここでは、SDI Toolsを使って、電気回路設計における電子コンポーネント部品の最適な選択の方法を紹介しています。

電気回路の設計事例

3次元CADを使用した製品設計の最適化に適用するケース

近年では、戦略的な製品開発計画に基づいて、3次元CADを使いながらコンカレントに製品設計を推し進めることが当たり前のように行わています。しかし、時として3次元CADの使い方に問題がある場合が見受けられます。ひとつは、プラットフォームから派生させた類似設計のパフォーマンスを分析しないままにリリースしてしまうこと。リリース品は、常に最大のパフォーマンスであるべきですが、プラットフォームから組み替えた場合に、最適条件がどうなっているのか分からないという問題。もう一つは、製品機能を最高のものとして設計をしたが、コスト的に見合わないものであったり、実現性に問題がある場合です。ここでは、SDI Toolsを使って、3次元CAD設計で最適値を求めることができるパラメータ設計の方法を紹介しています。

3次元CADの設計事例

製品寿命を想定した設計に適用するケース

製品を設計する際に、品質とその信頼性を考慮することは極めて重要です。顧客にとって良い商品とは、使っていて安心であり、安全であり、使いやすく長持ちするというものです。しかし、製品設計者が、自ら設計した製品の寿命や信頼度について構想段階から評価することは、なかなか行われていません。今までは、生産技術や品質保証の担当者が主にカバーしてきた分野だからです。今後、デザインレビューで、製品の信頼性を評価することが、グローバル化する上で必須になると予測されています。ここでは、はじめに一般的な部品寿命を推定する手法を紹介します。そして、SDI Toolsを使って、設計者が信頼性を確認するためにどのような試験計画を立案すべきかを紹介しています。

製品寿命の設定事例

製品開発のコンセプチュアルBOMに適用するケース

データ管理のソフトウェアとして、PDMツールを利用するようになって10年以上が経過しました。しかし、製品の開発段階である構想設計に適用された例は多くありません。理由として構想設計段階では、まだ部品の姿が具現化しておらず、主として製品機能の論理設計をドキュメント上で行うことが要求されるからです。そして、この段階で構成されるBOMがコンセプチュアルBOMと呼ばれます。CBOMを作成しておけば、開発すべき顧客要件をライフサイクルを通して見失うことなく、魅力的品質を製品上に作り上げることができます。ここでは、SDI Toolsを使って、ビジネスが成功するシナリオを構想段階で検討する方法を紹介しています。

CBOMの設定事例

新しいアイデアを短時間で収集するケース

製品モデルをプロジェクトで検討する際に、製品仕様に結びつくアイデアを、短時間で大量に得ることができれば、開発すべき顧客要件の実現方法を、多くのアイデアの観点から検討することができます。また、魅力的品質となるアイデアを広角的に検討することができます。その結果、限られた人の経験や発想に縛られることなく、多くの人の気付きや認識に基づいたアイデアを集めて、より付加価値の高い仕様を生み出すことが可能になります。ここでは、SDI Toolsを使って、ブレインライティング法で発想した大量のアイデアをAffinity Diagramでまとめ上げる手法を紹介しています。

アイデアを大量に生み出す手法

生活消費財の包装デザインに適用するケース

洗剤や歯磨き用品、化粧品を始めとするフェイスケア製品、ボディケア製品、メディカルケア製品などは、生活消費財に分類されます。こういった生活消費財の包装デザインは、いかに顧客をアイキャッチできるデザインであるかによって価値が決まると言ってよいでしょう。また、パッケージとアートワークを繋ぐ要件を明確に定義することによって、包装デザインを統合的に管理し、既存ブランドのマイナーリリースを効率的かつ網羅的に行うことができます。その結果、市場で成功する確率が上がり、より付加価値の高いデザインを生み出すことが可能になります。ここでは、SDI Toolsを使って、生活消費財の包装デザインをよりシステマティックに行う手法を紹介しています。

生活消費財の包装デザインの例


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